靴の下に履くから、靴下?

「靴下」という言葉を考えた時、実際には靴の中に履くものであり、「靴中」や「靴内」といった言い方が正しいのでは?と思ったことがあります。実は靴下の「下」は上下ではなく内側をさしているそうです。ただ「下」という言葉には「位置関係で、あるものに比べて低いほう」という意味の他に「表側に現われていないところ」という意味があります。例えば下着も素肌に直接身につけるものを総称して呼び、「中着」とは言いませんよね。つまり靴の「内側」に履く「下着」という意味で出来た言葉なのです。語源も考えると面白いです。そうなると、靴の中に履く靴下ですが、靴と同じように、仕事に行く日、スポーツをするとき、遊びに行く日、その日の気分やシーンによって靴下を変えるだけで、一日の快適さが変わると思います。例えば、働く時間は一日の中でも大きな割合です。靴下がその時間をサポートしてくれたら、そして足の疲れが軽減されたら一日の終わりがずいぶん違ってくるのではないかと思っています。改めて、靴だけじゃなく靴下にもこだわってほしいですね。