【検証】 エコノレッグの「疲れにくい靴下」は本当に”疲れにくい”のか?


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今回はもう一つ、この”疲れにくさ”を実現する技術「特殊テ―ビング編み」にフォーカスしたいと思います。 ※1・・・エコノレッグバリエは2017年春にリニューアルし「エコノレッグバリエ+plus」に生まれ変わりました。疲れにくい靴下の秘密は、『足裏アーチ力』にあった!
2016年夏から秋に変わる頃、エコノレッグ靴下の製造元である西垣靴下株式会社と奈良県産業振興総合センターとの共同研究開発事業の中で、冒頭にあげた『エコノレッグバリエ』や『歩きやすくて疲れにくいビジネスソックス』の“疲労軽減効果”に関する検証が行われました。 その結果...「特殊テーピング編み」が足の疲労軽減する効果があることが認められました! 足の疲労度は足裏アーチ(土踏まず)と関連があるようなのですが...。検証内容と結果を簡単にご説明しますね。足裏アーチと足裏接地面積
足の裏には土踏まずを含めて3つのアーチがあります。親指の付け根からかかとを結ぶ線上にある「内側縦アーチ(通称 土踏まず)」、小指の付け根からかかとを結ぶ線上にある「外側縦アーチ」、そして親指の付け根と小指の付け根を結ぶ線上にある「前傾アーチ(横アーチ)」です。 このアーチがバネのような役割をして跳んだり走ったりする原動力になったり、全体重を支える足裏への衝撃を吸収するクッションになったりしています。 歩行などで足が疲労してくると、「内側縦アーチ(土踏まず)」が崩れてくるんです(下図)。
いざ、検証!
今回行われた検証では、複数の靴下の履く前と後の足裏接地面積の増加率を比較し、足の疲労に対する影響をみます。検証内容
検証の試料として使用する靴下はエコノレッグ商品である「エコノレッグバリエ」と「歩きやすくて疲れにくいビジネスソックス」の2種類と一般的なリブソックスの計3種類。エコノレッグの靴下には「特殊テーピング編み」が施されており、部分的な着圧機能が備わっています。 20名(男性10名/女性10名)の被験者にこれらの靴下を朝から約8時間履いてもらい、履く前と後の足裏接地面積を計測し、その増加率を基に足の疲労度を比較します。検証結果
8時間、被験者に試料を履いてもらい足裏接地面積の増加率を測定したところ、下のグラフのようになりました。
「特殊テーピング編み」がもたらす疲労軽減
ではなぜ、「特殊テーピング編み」がこのような結果をもたらしているのでしょうか? 「特殊テーピング編み」部分が足をしっかりとホールドし着圧します。着圧により、長時間履いても”足裏アーチ力”がキープされて足裏アーチの崩れを抑えることができているようですね。
エコノレッグバリエのテーピング機能
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《検証内容の出展》 西垣靴下(株)/奈良産業振興総合センター「共同開発事業 脚が疲れにくいソックスの開発 報告書」より